さば 雲

友がひとりまた一人消えて思い出だけ残る。過ぎてしまえばこの世は残り少なく、今頃ひとりじたばたしている 。

さば 雲 の新着ブログ記事

  • 宇宙大河の一滴

    コスモス、デジタル修正版 水彩+ パソコンソフト この世に存在する形あるすべてがつかの間であるからこそ、 ついさっきまで存在していたものが滅び去った次の瞬間、 またぞろ様々なものが、この世に生じてくるのだよ。 あたかも何もなかったあの大空に、 再び様々な形をした雲が、湧き出てくるようにね…… つか... 続きをみる

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  • 川ぺっりムコリッタ

     アマプラで久々にいい映画をみた。 荻上直子監督「川ぺっりムコリッタ」、観るのはもう何回目だろうか、面白くてはまってしまった。  出所して、イカの塩辛工場に働くことになった若者(松山ケンイチ)と自称ミニマリストのアパートの隣人(ムロツヨシ)、その旧友の住職、隣のアパートに住む墓売り親子(吉岡秀隆)... 続きをみる

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  • 咆 哮

    咆哮、 荒海によるイメージ(未完) パソコン+ マウス(デジタル修正版) 戦争で国が良くなることはない。 日本は、軍事力を用いない分野での貢献や援助を果たすべきです。 依然としてテロとの戦いと拳を振り上げ、 『経済力さえつけば』と札束が舞う世界は、砂漠以上に危険で面妖なもの。 信頼関係があること、... 続きをみる

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  • ゴミ掃除

    たしかにアホと戦うのは面倒だ。議論して勝ったところで連中は改心しないし、逆恨みされるだけ。時間の無駄だし、ストレスの原因にもなる。合理的に考える人間は戦わないと思う。 しかし、それでも戦っている人たちがいる。合理よりも大切なものがあると考えるからだろう。 (中略) 賢者ツアラトウストラは、バカに説... 続きをみる

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  • 愚か者

    老 木(リメイク作) 水彩+ アクリル+ パソコン  人類は文明を作り上げ、石炭や石油などの化石燃料を燃やして大気中の酸素を消費し、二酸化炭素の濃度を上昇させています。そして人類が放出したフロンガスは、オゾン層を破壊し、遮られていた紫外線は再び、地表に降り注ぎつつあるのです。  まるで人類は、植物... 続きをみる

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  • リサイクル

    スクラップ Ⅳ「壊れた部品たち」 水彩+ 色鉛筆+ アクリル  21.5ⅹ 32 cm(未完)  私たちは命が尽きたら荼毘に付され、体を構成していた酸素や炭素、水素、窒素などは気体となって地球にばらまかれ、そのうち他の生物などに取りこまれながら、どこかでリサイクルされていく。  原子は核融合や核分... 続きをみる

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  • 奇 跡

     コスモス Ⅱ(イメージ)  水彩+ 色鉛筆  21.5ⅹ 30 cm  なぜ一日一回変わらずにも回り続けているのだろうか。それは、宇宙には摩擦がないからだ。(中略)  真空の宇宙では摩擦がないため、一度回転したものは永遠に回転し続ける。一度打ち上げて軌道に乗った人工衛星が燃料を追加しなくても地球... 続きをみる

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  • 生 命

    コスモス(イメージ)  水彩+ 色鉛筆  21.5ⅹ27.5 cm      宇宙ができたのは今から138億年前のことである。宇宙ができてから地球上に生命が登場するまでには100億年近くの時間がある。宇宙のどこかで生命が誕生し、地球に降り注ぎ、地球で進化したと考えたほうが、時間的にもつじつまが合う... 続きをみる

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  • ながい道

     マンゴー(宮古の思い出)  色鉛筆  A4 2003年作(宣伝チラシ下書)  「建築成った伽藍内の堂守や貸椅子係の職に就こうと考える人間は、すでにその瞬間から敗北者であると。それに反して、何人にあれ、その胸中に建造すべき伽藍を抱いている者は、すでに勝利者なのである。勝利は愛情の結実だ。……知能は... 続きをみる

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  • 被 爆

     W さん  水彩+ パソコン  1984年作のリメイク  原爆は今なお、被爆した人の体の中で爆発を続けている。というのは、今年もまた原爆症で亡くなった方がいるからで、半世紀以上たった今でも被爆の全体像が見えないのです。こうして、この兵器は未来を考える人間の力を封じてしまう。原爆とは、そんな、特別... 続きをみる

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  • 同語反復

     犠牲者  油絵+ パソコン   1982年作のリメイク …この「皆と違う表情」を獲得することにこそ、個人として生きる意味があるのではないでしょうか。と言うのも、われわれは言わば遺伝的に、この「皆と違う」状態に対して準備されているからです。 書き手であるか、読み手であるかにかかわらず、ともかく人間... 続きをみる

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  • 固定観念

     蟹 Ⅲ(路上のカニ)  色鉛筆 21ⅹ 21.5 cm 2018年作(再掲載)  人生は固定観念を習う時間ではない。自分が生きていく時間であり、自分が生きていく場だ。頭と行動を既成のありふれた固定観念で染めてしまうと、自分はいなくなる。自分の中に古い他人がたくさん詰まっているだけだ。そんな人に個... 続きをみる

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  • 権 威

     顔  油絵 4号 1981年作 「どうせ盗むなら、人間の一番大切なものを盗んでやろうと思ったんです。で、いろいろ盗みをしているうちに、人間がいちばん大切にしているものがわかりましたの」 「ほう、そりゃなにかね?」 「権威です。人を思いのままに動かすことのできる、あるもの。ある人にとっては八の字ヒ... 続きをみる

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  • トットちゃん

     萎れた花  鉛筆  1986年作  「楽しいこと、不思議なこと、ワクワクすること」にあふれていた小学校生活。でも3年生の頃には戦争で食べものがなくなり、愛犬は軍用犬にするため徴発されていきました。「寒いし、眠いし、おなかがすいた」が口癖だったと言います。「一日の食料は大豆15粒だけ。本当にそれし... 続きをみる

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  • 母の入院

     萎れた花  鉛筆  1986年作  半年ほど前、母の心臓の調子よくないことがあった。発作性頻脈といって、一時的に脈拍が二百を越すのである。直接生命に別状ないというものの、本人もまわりも不安になり検査入院ということになった。この大晦日で満七十歳になる母は息災な人で、お産以外は寝込んだことがない。入... 続きをみる

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  • 200ドルの命

    蟹 Ⅱ 色鉛筆+ 20ⅹ 23 cm 2018年作  3歳の時、米軍嘉手納基地で働いていた父が、基地内で車に轢かれて亡くなりました。保証金はたったの200ドルでした。 「母は『父ちゃんの命はたった200ドルだったよ』とよく言っていました。いまでも米兵による事件はよく起きるのに、基地に逃げ込めば手を... 続きをみる

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  • 文字のない葉書

     蟹 Ⅰ   色鉛筆+  2012年作  終戦の年の四月、小学校一年生の末の妹が甲府に学童疎開することになった。すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた上の妹は疎開していたが、下の妹はあまりに幼く不憫だというので、両親が手放さなかったのである。ところが三月十日の東京大空襲で、家こそ焼け残ったものの... 続きをみる

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  • 隠 蔽

    頭 部  油絵 6号 1981年作 「嫌な事件だったね。ぼくは夢中になって記事を書いていたが、しまいには、だんだん嫌になって来たよ」  田原典田は、酒を喉に流していった。 「これで税務署も、少しは反省するだろうか?」  時枝が言った。 「反省するもんか。一つの悪事が出れば、もっと巧妙に立ち回るだけ... 続きをみる

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  • あの世からの手紙

    ふるい自画像(25才)  油絵 8号 1978年作  いったいに、母は郵便に信をおく質で、お金は郵便局に預けるのがきまり、父のお棺にも五十円分の郵便切手を入れたぐらいである。昭和十四年ごろの五十円は大金だ。小学校の初任給がちょうどそれぐらいだったし、アンパンなら一千個も買える。「もったいない」と、... 続きをみる

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  • 一杯の焼きそば

    萎れる花 (ポピー)3 鉛筆  1986年作  私も四十近くになっていた。  内職のないとき、麻雀でもするほかに心のやり場がなかった。また将棋を指して自分を忘れようとした。  麻雀は以前、印刷屋の徒弟として入ったとき、そこの主人が好きで覚えさせられたものだ。夜業が終わって卓を囲むと、夜中の一時をす... 続きをみる

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  • 健康格差 ?

    萎れる花 (ポピー)2  鉛筆  1986年作 健康格差とは、生まれ育った環境、就いた職業、所得などが原因で、病気のリスクや寿命の長さの違いが生まれてしまうことを指します。  現代人は、値段の安い糖質中心の加工食品を食べる機会が多く、相対的に値段が高い野菜果物を摂取する機会が少なくなっています。日... 続きをみる

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  • ショックドクトリン ?

     通勤ラッシュ 油絵 F60 1977年作 「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が、どさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パ... 続きをみる

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  • テレビは終わる?

       萎れた花(ポピー) 1    鉛筆  1986年作  さて、私はいったいいかなる立場を代表するコメンテーターとしてお声がけ頂いているのだろうか。おそらく世間からは「ちょっと変わったことを言うリベラル派言論人」辺りに位置づけられているのだと思う。自民党と維新をずっと批判してきているし、共産党の... 続きをみる

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  • ヒガンバナ Ⅲ

    秋桜、彼岸花、蝶、 … 水彩+ 色鉛筆  21.5ⅹ 27.5 cm  転生をくりかえしてゆかねばならぬ魂はまだ迷える哀れな魂なのでありましょうけれど、輪廻転生の教えほど豊かな夢を織りこんだおとぎばなしはこの世にないと私には思われます。  昔の聖者達にいたしましても、近頃の心理学者達にいたしまして... 続きをみる

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  • ヒガンバナ Ⅱ

    彼岸花の群(イメージ) 水彩+ 色鉛筆   22 x 27.5 cm 朝がくると わたしとそよ風は手をたずさえて 光来たれり、と宣言する。 夕には鳥たちと私は光に別れを告げる。 わたしは野の上にゆれ動き その飾りとなる。 わたしの香りを大気にただよわせ、 夜のあまたの眼はわたしをじっと見守る。 わ... 続きをみる

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  • ヒガンバナ

    彼岸花の思い出(イメージ) 水彩+ 色鉛筆    24 x 19 cm 世の中を思へばなべて散る花の わが身をさてもいづちかもせん (世の中のことを思うとすべて散る花である。ほかならぬこのわが身もそうなのだが、それにしてもわが身はいったいどこへ行くのであろうか) 行方なく月に心の澄み澄みて 果ては... 続きをみる

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  • スクラップ Ⅲ

     捨てられた自転車   透明水彩+ 色鉛筆+ アクリル  21.5x 31.7 cm  会うたびに出る定番の話題があります。渥美さんがこう切り出すのが始まり。 「療養所というところは寂しいねぇ」 たとえば御主人が入所する。奥さんが毎日のように面会に通ってくる。「おれがこんなになってからは、おまえさ... 続きをみる

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  • 人 人

     じゃがいも頭(試作)  透明水彩+ 色鉛筆  19x24 cm ちょっとやりすぎ、砕けすぎだろう、って思ったのですが…… 〇をふたつ描いたらそれでもう目になってしまうから面白い。〇を描いて中に〇をふたつ、もう顔になる。 他人の話を聞いていて、この人本音を言わないよなあ~と思ったりする。さてでは自... 続きをみる

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  • スクラップ Ⅱ

     くず鉄の山  透明水彩+ アクリル     21.5x27.5 cm   社会を変えるという作業は、これまで世界のどこにも存在したことのないものを創造するアーティストの試みに似ている。いまある世界を生きながら、どこにもない世界を創造するということは、荒唐無稽で非現実的なことではなく、私たちの創造... 続きをみる

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  • テリハボク

     台風一過、排水口へ流された照葉木の実たち  色鉛筆+ 水彩  2012年作のリメイク  本当の自分を探すために、誰かを求める。自分をもっと相手にしてほしいから、友人を求める。漠然とした安心を求めて誰かに頼る。なぜそうなるのか。孤独だからだ。なぜ、孤独なのか。自分自身を愛することにうまくいってない... 続きをみる

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  • ことり

     瀕死の小鳥  水彩+ 色鉛筆  2014年作のリメイク 空は鳥を 近くで飛ばしたり 遠くで飛ばしたり けしつぶから消したり 空は鳥にそうしかしてやれなくて 我々は 「鳥が飛ぶ」 としかいいようがなくて 鳥よ 羽をまるごと外してみてくれないか お前が空を滑れるのは その我がもの顔加減は 羽があるか... 続きをみる

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  • スクラップ

     廃車の山(未完)  透明水彩+ 色鉛筆+ アクリル    21.5x30 cm  フロムのいう「マゾヒズム」とは、自己をなくし、他者に依存することによって安全、安心を得ようとする試み、まさに「自由からの逃走」である。  国家のために犠牲になることが国を愛することであり国民の義務だと信じている国民... 続きをみる

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  • 咆 哮

     荒海によるイメージ  透明水彩+ アクリル  21.5x27.5 cm  西行の歌には諸行無常の思想がある、一切空の思想がある。(中略)一切を空だと承知した歌人は、当時沢山いただろうが、空を観ずる力量にはピンからキリまであって、その力量のほどは、歌という形にはっきり現れるからごまかしが利かぬ。 ... 続きをみる

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  •  うつる光、流れる雨水、水滴   水彩+ アクリル   21.7ⅹ 27 cm  もし、あなたが「死」を最も大切な問題だと考えているなら、孤独になるしか方法はない。そして、孤独になるには、日常生活を犠牲にする以外には有り得ない。少しずつ日常生活から遠ざかることである。健全な日常生活を守りながら、孤... 続きをみる

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  • ゲットウ

      月桃の花   水彩+ 色鉛筆   21ⅹ 26 cm  あなたなしの人生は、この世にはありません。人間にはあなたなしの歴史はなく、文明とよばれるものさえも、あなたなしにはありません。いつの世のどんな人も、あなたには克てませんでした。  わたしはあなたが好きではありません。しかし、人間の高慢や思... 続きをみる

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  • 舞 う

     モンシロチョウ(イメージ)  水彩+ アクリル  19ⅹ 24 cm 人の感情にはよい感情とよくない感情があり、よい感情が上等で、そうした上等な感情をできるだけいっぱいもつことが美徳なのだと考えてやってゆくというふうな生き方は、正直な生き方ではない。 ひとは美徳によって生きない。じぶんがじぶんに... 続きをみる

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  • 沖縄の空

     オスプレイ、赤瓦、シーサー、…(イメージ)  水 彩 + 色鉛筆  19ⅹ 24 cm 人間が端的に求めるものは「平和」よりも「安全保障感security feelinng」である。人間は老病死を恐れ、孤立を恐れ、治安を求め、社会保障を求め、社会の内外よりの干渉と攻撃を恐れる。人間はしばしば驚異... 続きをみる

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  •  老 木(イメージ)  水彩 + アクリル  21.5x27.5 cm  老年は青年より劣るものではない。(中略) 老年が青春を演じようとするときにのみ、老年は卑しいものとなる。 興奮と戦いの時代であった青春時代が美しいと同じように、 老いること、成熟することも、その美しさと幸せをもっているのであ... 続きをみる

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  • 夕 凪

      夕陽、メヒルギ、……   水彩+ 色鉛筆+ アクリル  18ⅹ24 cm 声もなき 小さき者たちは 見開いた瞳も乾いて 力なき 小さき者たちは ひれ伏して 爪まで縮めて 愛のある人間と 愛のない人間の ほほえみの違いなど 読みわけるすべもなく 疑わず まっすぐに付いてゆく 言葉持たない命よりも... 続きをみる

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  • マングローブ

     メヒルギの林  水彩 + 色鉛筆  21.5 x 27.5 cm 見えないと始まらない。見ようとしないと始まらない。  ◆ガリレオ (1564~1642) 天文学者 世論とともに考えるような人間は、 自分で目隠しをし、自分で耳に栓をしている。 あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろ... 続きをみる

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  • ガジュマル

     ガジュマルの樹  水彩 + アクリル   21.5 x 26 cm カタツムリよりも スズメがいい そうさ なれるなら きっとそうするさ くぎよりも ハンマーがいい そうさ なれるなら きっとそうするさ 遠く 遠くへ船出がしたい 飛び立っていった白鳥のように 人は大地にしばりつけられ 世界へ発す... 続きをみる

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  • 波しぶき

     波によるイメージ  水彩  21 ⅹ 26 cm 私たちの心は常に楽をしようとします。 でもそれに逆らって、 何かを目指して頑張ると、 今度は心の中が、 幸せな気持ちでいっぱいになるように、 出来ているのです。 とにかく、 とりかかれば心が燃え上がるし、 続けていれば仕事は完成する。 自分に命令... 続きをみる

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  •  無邪気な子豚たち  鉛筆 + 水彩   17 x 22.5 cm お年寄りと子供をはなしてはいけない 彼らを引き離すことは 過去と未来を絶つことと同じだ あなたが生まれたとき あなたは泣いていて 周りの人たちは笑っていたでしょう だから  いつかあなたが死ぬとき あなたが笑っていて 周りの人たち... 続きをみる

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  • マスク

     マスクの人々(イメージ)  鉛筆 + 水彩     19 ⅹ 24 cm 人は人にとって、最高の味方です。 同時に、この百年で人が人を殺した数は一億以上になります。 トラやライオンよりもずっと危ない相手です。 だからといって、ひとりでは生きられない。 だからこそ、わたしたちは悩むのです。  ◆伊... 続きをみる

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  • 魂たち

     夕日のあたる枯芒(イメージ)  水彩 + 色鉛筆    19 X 24 cm  老いるということは、外見やライフルタイルの問題ではない。それは完全に、内容の、精神のありようのことなのである。何を価値としてその人はそこまで生きてきたのか、その時それは隈なく現れるのである。その意味でそれは恐ろしいこ... 続きをみる

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  • カラス

      薄闇の烏たち(未完)   水彩 + 鉛筆   19 x 24 ㎝ 人間は世界の中で、すでに自分の中にあるものにだけ気づく。しかし、何が自分の中にあるかに気づくためには、世界がなければならぬ。そのためにはしかし、活動と悩みが必要だ。   ◆ホフマンスタール(1874~1929)詩人 苦しみは人間... 続きをみる

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  • 不自由

     豚 舎(未完)  水彩 + 鉛筆 + 色鉛筆     21x27 ㎝    人が、自分の自由に気づこうとしないのは、ほんとは自由なんか欲しくないからである。ほんとのところは、自由になんかなりたくないのである。なぜなら、自由になったら、何もかも自分でしなければならないから、そのことをほんとは知って... 続きをみる

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  • 落 雷

     雷 雲  水彩 + ガッシュ  190 ⅹ 240 mm  本当の自分の姿が見付けたかったら、自分というものを一切見失うまで、自己解析をつづける事。途中で止めるなら、初めからしない方が有益である。途中で見付ける自分の姿はみんな影にすぎない。  ◆小林秀雄「新人Xへ」より 右を見、左を顧みて、「あ... 続きをみる

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  • 舞いあがれ

     秋 桜(イメージ)  水彩+色鉛筆+ガッシュ  190ⅹ270 ㎜ 自己の殻をやぶって世界へ開かれるとき、人はどうしても、「沈黙」を友とし「孤独」という道を通る。…… 内なる声は最初、静かな、細い声として経験される。…… しかし、「声」は探す人間の求めに応じて、次第にその姿をあらわす。  ◆若松... 続きをみる

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  • 南 風

     キビ 畑  水彩 + ガッシュ  240 ⅹ 189 ㎜  軽蔑しているためはでなく、単に興味がないために、新聞もテレビもほとんど見ない暮らしをしているので、世界の事件や世間の意見を、あまり知らない。  いやしくも、ものなど考えようと思い立つくらいなら、何だって他人の顔色を気にする必要があるのか... 続きをみる

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  • 朝 陽

     朝 陽(イメージ)  水彩 + ガッシュ 240 ⅹ 189 ㎜  大部分の贅沢は、そして多くのいわゆる人生の慰安物は、人類の向上にとって不可欠でないばかりでなく、積極的な妨害物である。 贅沢と慰安に関しては、最も賢い人々はつねに貧乏人よりもっと簡素で乏しい生き方をしている。  生活のレベルが少... 続きをみる

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  • 夕暮れ

     瓦礫の街(未完)  水 彩 190 ⅹ 272 ㎜ わたしに言わせれば、戦争で人を殺すことは、 通常の状況で殺人を犯すこととなんら変わりません。 暴力によって平和を実現することはできません。 平和は相互理解によってのみ実現できるのです。 わたしの意見では、ナショナリズムとは 軍国主義と侵略行為を... 続きをみる

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  • 夢を見ていた

     習 作(赤い海)  水 彩 + 色鉛筆   240 ⅹ 189 ㎜ 上京してバイトして予備校に行っていたけど、 流されてしまった…… それでも下手な絵は描いていたけど、 本気でやるという意欲をなくしていた。 結婚して就職して、それでも モヤモヤしていて……離婚。 父が亡くなり親友が亡くなり、 そ... 続きをみる

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  • ゲットウ

      月桃の花  水 彩  227 x 157 ㎜ 人は笑い方でわかる。 知らない人に初めて会って、 その笑顔が気持ちよかったら、 それはいい人間と思ってさしつかえない。 善い人とは、 強い人たちのことではなく、 誠実な人たちのことである。 人間が不幸なのは、 自分が幸福であることを知らないからだ。... 続きをみる

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  • こ い

      鯉(イメージ)  水彩 + ガッシュ  157 x 226  ㎜ 幸せは旅であって 目的地ではない 踊れ、誰も見ていないかのように 恋せよ、傷ついたことがないかのように 歌え、誰も聞いていないかのように 働け、金が必要でないかのように 生きよ、この地上が天国であるかのように ◆アルフレッドDス... 続きをみる

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  • 犠 牲

     破壊された建物(イメージ)   水 彩    190 x 240 ㎜ 戦闘は夜中に終わりました。朝になって雪が降りました。 亡くなった人たちの身体が雪に覆われました…… その多くが手を上に上げていました…空の方に……。 「幸せって何か」と聞かれるんですか?  私はこう答えるの。殺された人ばっかり... 続きをみる

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  • かけっこ

     奈々子に  水 彩  180 ⅹ 235 ㎜  赤い林檎(りんご)の頬をして  眠っている 奈々子。  お前のお母さんの頬の赤さは  そっくり  奈々子の頬にいってしまって  ひところのお母さんの  つややかな頬は少し青ざめた  お父さんにも ちょっと  酸っぱい思いがふえた。  唐突だが  奈... 続きをみる

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  • 習 作

     ぬかるみに映る夕陽  水 彩  157 ⅹ 246 ㎜ 行動に際して、あまりに臆病になったり、 神経質になることがないように。   すべての人生が実験なのだ。 実験すればするほどうまくいくようになる。      ◆ラルフ・ウォルド・エマーソン(1803~1882)米国の思想家  ニヒリズムを超越... 続きをみる

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  • さくら

      浮 遊(イメージ)    水彩 + ガッシュ   180 ⅹ 240 ㎜ さくらの はなびら えだを はなれて ひとひら さくらの はなびらが じめんに たどりついた いま おわったのだ そして はじまったのだ ひとつの ことが さくらに とって いや ちきゅうに とって うちゅうに とって ... 続きをみる

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  • 桜の花の散ります頃に

      漂い流されて    水 彩 + ガッシュ  180 ⅹ 240 ㎜  きよ子は手も足もよじれてきて、手足が縄のようによじれて、わが身を縛っておりましたが、見るのも辛うして。  それがあなた、死にました年でしたが、桜の花の散ります頃に。私がちょっと留守をしとりましたら、縁から落ちて、地面に這うと... 続きをみる

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  • 習 作

     旧 友 (イメージ)  水 彩  226 ⅹ 157 ㎜   ラオディキアにある教会の天使にこう書き送れ。『アーメンである方、忠実で真実な証人、神に造られたものの源である方が、こう言われる。「私はあなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ、冷たいか熱いかであってほしい。熱... 続きをみる

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  • コスモス Ⅱ

     はるか かなた(イメージ)   水彩 + ガッシュ   190 ⅹ 240 ㎜ 生きるとは管理することではない。 手に入れることでも、所有することでも、知識を得ることでもない。 存在することですらないのである。 生きるとは、果てしなく無限に生成を繰り返すことであり、 それ以外の何物でもない。 無... 続きをみる

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  • 無 題

     鹿(ウエブで見た画像から)  水 彩     157ⅹ 246 mm 鹿は 森のはずれの 夕日の中に じっと立っていた 彼は知っていた 小さい額が狙われているのを けれども 彼に どうすることが出来ただろう 彼は すんなり立って 村の方を見ていた 生きる時間が黄金のように光る 彼の棲家である 大... 続きをみる

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  • 西 日

      古びたアパート  水彩 + ガッシュ  190 ⅹ 240 ㎜ コンロから御飯をおろす 卵を割ってかきまぜる 合間にウィスキーをひと口飲む 折り紙で赤い鶴を折る ネギを切る 一畳に足りない台所につっ立ったままで 夕方の三十分 僕は腕のいいコックで 酒飲みで オトーチャマ 小さなユリの御機嫌とり... 続きをみる

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  • うじ虫

     群れる  色鉛筆 + 水彩   リメイク作品  人が求めるものは人それぞれなはずなのに、いつのまにか自分の欲望が他者に支配されていく。我々とはいったい何なのでしょうか。消費社会がますます栄えるための使い捨てのコマなのでしょうか。  本当の自由とは「なきゃやっていけないもの」、すなわち必需品を増や... 続きをみる

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  • すずめ

     口 論  水 彩   157 ⅹ 227 ㎜ 議論は知識のやりとり、口論は無知のやりとり。  ◆ロバート・クイレン:米国のコメディアン 持論を持てば持つほど、ものが見えなくなる。  ◆ヴィム・ヴェンダース(1945~ )映画監督

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  • 習 作

     落ちる(イメージ)  水彩 + 色鉛筆 + ガッシュ  150 ⅹ 188 ㎜ マラソン選手になぜ走るのか、登山家になぜ登るのかと問うて、功名心です、と答える人はまずいない。そこに道があり、そこに山があるから、という理屈も、さして説得力があるとは思えない。 おそらく最もまっとうな答えとは、苦しみ... 続きをみる

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  • 習 作

     流れる(イメージ)  水彩 + 色鉛筆 + 鉛筆      157 x 217 mm  健康を保つには、 食べたくないものを食べ、飲みたくないものを飲み、 やりたくないことをやる、これしかない。  ■マーク・トウェイン(1835~1910)米国の作家 もはや問題は健康を保てるかどうかではない。 ... 続きをみる

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  • コスモス

     はるかかなた(イメージ)  水彩 + 色鉛筆 + ガッシュ    190 ⅹ 240 ㎜ 多くの人は、とくに現代人は、自分を自分だと思い込んで、その自分を主張し続けてその人生を終えますが、そうではなくて、本来は、どこまで自分というものを消していけるかが人生なのだ。 自分を消して、自分がいなくなれ... 続きをみる

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  • 犠 牲

     アスファルト、蟹…  色鉛筆  210ⅹ215 ㎜     リメイク作品 私のスイス留学中の師だったマイヤー先生が、七十歳すぎてファゴットの練習をしておられるのを見て感心すると、「この年になっても何か進歩するということがあるのは、ありがたいことだ」と言われた。 年老いても何か進歩する、というのは... 続きをみる

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  • 雨 Ⅱ

     風 雨(うつる光のイメージ)  水彩 + ガッシュ    156 ⅹ 226 ㎜ おれだって偉そうなことは言えないよ。 テレビに出ているときはニコニコしてるけど、 アブノーマルな人間だもの。           狂気のない奴は駄目だ…     それと孤立だな。 孤立してるのはつらいから、つい徒党... 続きをみる

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  •   静かな雨(水滴に映る光のイメージ)   水彩 + ガッシュ  113 ⅹ 167 ㎜ 世界が私を愛してくれるので     (むごい仕方でまた時にやさしい仕方で) 私はいつまでも独りでいられる              私に始めてひとりのひとが与えられた時にも 私はただ世界の物音ばかりを聴いてい... 続きをみる

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  • 花 畑

     コスモス  水彩 + 色鉛筆    186 ⅹ 238  ぼくらは   孤独をはばかって    やりきれなさのあまり なにかの仲間に身を投ずる すると 役立たずの友情の奴隷のきずなが 棺桶のふたまで つきまとってくる。 どの仲間も ばかげた具合にできていて ある種の仲間じゃ 酒をのむばかり   ... 続きをみる

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  • 習 作

      絶 叫(イメージ)  油絵具 + 蠟  F4 (リメイク作品) 絶望してはいけない。しかし、 もしも絶望するようであれば、絶望しながら働き続けよ。       ■エドマンド・バーク(1729~97)英国の政治家           人間はね、急行列車で走りまわっているけれど、 何を探しているの... 続きをみる

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  • 野良猫

     黒い猫  水彩 + 色鉛筆  157ⅹ226 ㎜ もはや できあいの思想には寄りかかりたくない もはや できあいの宗教には寄りかかりたくない もはや できあいの学問には寄りかかりたくない もはや いかなる権威にも寄りかかりたくない ながく生きて 心底学んだのはそれくらい じぶんの耳目 じぶんの二... 続きをみる

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  • ドラゴン

     ドラゴンフルーツ  水彩 + 色鉛筆   175ⅹ240 ㎜ 生活しているだけでは足りぬと信ずる処に表現が現れる。表現とは認識なのであり自覚なのである。いかに生きているかを自覚しようとする意志的な意識的な作業であり自覚なのである、引いては、いかに生きるべきかの実験なのであります。こういうところで... 続きをみる

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  • 犠 牲

     枯草、轍、蛙、…  色鉛筆 + 水彩  205 x 230 ㎜ (リメイク作品) 天災や人災は、何の意味もなくただ起こるのだ。太陽が悪人をも照らすように、万有引力が善人をも落花させるように、どんなに「良い人」でも津波や地震で殺されるのであり、同じく車に轢かれるのであり、路上で刺されるのである。酒... 続きをみる

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  • 夕 陽

     赤い空  水彩 + 色鉛筆 + アクリル  190ⅹ240 ㎜ 仕方ないのよ、どうせ人間の体は不可解で、医学でなんか全ては解からないところがある。 今度の病気でつくづくわかったわ、 人間が自然に勝てないのと同じように、人間の力は自分の病気にだって勝てないのよ。 病気は自然と同じくらい人間より力が... 続きをみる

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  • 習 作

     影  水彩 + 色鉛筆 + アクリル 生きている人間などというものは、どうも仕方のない代物だな。 何を考えているやら、何を言い出すやら、仕出来すのやら、 自分の事にせよ他人事にせよ、解った試しがあったのか。鑑賞にも観察にも堪えない。 其処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。 何故... 続きをみる

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  • 夕 陽

      すすき  水彩 + 色鉛筆  190ⅹ240 ㎜ 一人でいるのは 賑やかだ 賑やかな賑やかな森だよ 夢がぱちぱち はぜてくる よからぬ思いも 湧いてくる エーデルワイスも 毒の茸も 一人でいるのは 賑やかだ 賑やかな賑やかな海だよ 水平線もかたむいて 荒れに荒れっちまう夜もある なぎの日生まれ... 続きをみる

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  •  すすき   水彩 + 色鉛筆  酒注ぐ音は とくとくとく だが カリタ カリタ と聴こえる国もあって 波の音は どぶん ざ ざ ざァなのに チャルサー チャルサー と聴こえる国もある 澄酒を カリタ カリタ と傾けて 波音のチャルサー チャルサー 捲き返す宿で 一人 酔えば なにもかもが洗い出さ... 続きをみる

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  • 習 作

     犠 牲(イメージ)  油絵具   M6ボード  個人が正気を失うのは稀である。 しかし集団や党派、国家、そして時代の場合はそれが常である。  ■ニーチェ(1844~1900)ドイツの哲学者 たいていの軍事行動は、平和を目的としています。 しかし現実の戦争は、まるで生きた人間を燃料とした火事のよう... 続きをみる

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  • 雨 後、続

     水たまり、ミミズ、蝸牛…  色鉛筆 + 水彩 185x197 ㎜   (リメイク作品)  すべてのものは、わたしたちにはコントロールできない力に支配されています。  それは、星にとっても虫にとっても同じことです。  人間も植物も宇宙の塵もすべて、 はるかかなたの演奏者の奏でる神秘的な調べに合わせ... 続きをみる

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  • 無 題

     蛙のような(イメージ)  油絵具 + 蝋   F6 政治家は心にもないことを口にするのが常なので、それを真に受ける人がいるとびっくりする。  ■シャルル・ド=ゴール(1890~1970)元フランスの大統領 政治、それは個人的な利益のために公務を行うこと。  ■アンブローズ・ビアス(1842~19... 続きをみる

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  • コスモス

     秋 桜  水彩 + 色鉛筆 + アクリル   240x192  ㎜ ほろほろほろびゆくわたくしの秋       捨てきれないものが枯れてゆく草のなか ぬいてもぬいても草の執着をぬく   やっぱり一人がよろしい雑草  ともかくも生かされてはいる雑草の中           私は雑草的存在に過ぎない... 続きをみる

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  • ザクロ

     柘 榴  水彩 + アクリル  115 ⅹ 157 ㎜  私たちは自然からたくさんの恩恵を受けていますが、何も返していません。 しかし太陽は降り注ぎ、大地は食べ物を与えてくれるではありませんか。 この世の中に変わらないものはありません。諸行無常なのです。 どんなに嬉しいときも喜びすぎないように。... 続きをみる

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  • 習 作

     首  砂 + 油絵の具 + 蝋  F4 (リメイク作品) できるかどうか分からないような試みを、 成功させるただひとつのものは、 まずそれができると信じることである。 人生は価値あるものだと信じなさい。 そうすればあなたのその信念が、 人生は価値あるものだという事実を生み出すでしょう。 人間は幸... 続きをみる

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  • 習 作

     Ý の 像   御伽話  昔々 あるところにトトとガガと、娘の嫁に行く支度を買いに町へ出で行くとて戸を鎖し、誰がきても開けるなよ、はあ と答えたれば出でたり。昼のころヤマハハ来たりて娘を取りて食い、娘の皮を被り娘になりておる。夕方二人の親帰りて、おりこひめこ居たかと門の口より呼べば、あ、いたます... 続きをみる

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  • 時 間

     レモン と オレンジ  数日後  鉛筆 + 色鉛筆  リメイク作品  昔 の 人  この女というは母一人子一人の家なりしに、嫁と姑との仲悪しくなり、嫁はしばしば親里 へ行きて帰り来ざることあり。 その日は嫁は家にありて打ち臥しておりしに、昼のころになり突然と倅のいうには、ガガ はとても生かしては... 続きをみる

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  • 夏 空

     荒れた公園(宮古島、松原風景)  色鉛筆 + 水彩 + アクリル  A4 ( リメイク作品 ) 平凡なもの、普通のものなど何もありません。 どんな石だって、その上に浮かぶどんな雲だって。 どんな昼であっても、その後に来るどんな夜であっても。 そして、とりわけ、 この世界の中に存在するということ、... 続きをみる

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  •  炎のイメージ  透明水彩 + アクリルホワイト 貧しい人、病人、非生産的な人、いて あたりまえだ。 私たちは、他者から生産的であると認められた時だけ、 生きる権利があるというのか  !?  ■クレメンス・アウグスト・グラーフ・フォン・ガーレン (1878~1946)ドイツのミュンスター司教、枢機卿

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  • 雨 後

     水たまり、反射、水滴、ハイビスカス…  鉛筆+色鉛筆+水彩+アクリル   180x200 ㎜ (リメイク作品) なくてはならないものは、けっして 所有することのできないものだけなのだと。 日々の悦びをつくるのは、所有ではない。 草。水。土。雨。日の光。猫。 石。蛙。ユリ。空の青さ。道の遠く。 何... 続きをみる

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  • テリハボク

     照葉木の実 鉛筆 + 色鉛筆 + 水彩 (リメイク作品) 何ひとつ永遠なんてなく、   いつかすべて塵にかえるのだから、          世界はうつくしいと  。        ■ 長田 弘(1939~2015)詩人 〇 テリハボク(照葉木) ※ウキペディアから引用 テリハボク科の常緑高木。 ... 続きをみる

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  • 老 い

     セルフ 水彩 + アクリル 人間は、自分の中にあるものだけを他人の中に見る。 裏返せば、人間は、自分の中にないものを、他人の中にみることはできない。 ■池田晶子(1960~2007)哲学者

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  •  雨の夜  水彩 + アクリル  奮闘することには意味がないが、奮闘する以外、選択肢がないのだ。 There is no sense in the steuggle, but there is no chice but to struggle. ■アーニー・パイルー(1900~1945) ※Ern... 続きをみる

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  • は す

     蓮の花  水彩 + 色鉛筆  15x19cm 花はその花弁のすべてを失って果実を見いだす。 The flower loses all of its petals and finds the fruit. ■ラビンドラナート・タゴール(1861~1941) ※Rabindranath Tagore... 続きをみる

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  • ゲットウ

     月桃の花(アップ)  透明水彩 + アクリル   少しずつ時は過ぎてゆくが、 そのとき歌えば短く、そのとき嘆けば長い。 Little by little the time goes by, short if you sing it, long if you sigh. ■不 明 ※Anonymo... 続きをみる

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  • すずめ

      近場にいる生き物   飛べ!雀   水彩 + アクリル 希望は羽根をつけた生き物 魂の中にとまり 言葉のない調べをうたい けっして休むことがない Hope is the thing with feathers That perches in the soul And sings the tun... 続きをみる

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  • 習 作

     朝 陽

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  • 曇り空

      曇り空 

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