さば 雲

友がひとりまた一人消えて思い出だけ残る。過ぎてしまえばこの世は残り少なく、今頃ひとりじたばたしている 。

2023年8月のブログ記事

  • 人 人

     じゃがいも頭(試作)  透明水彩+ 色鉛筆  19x24 cm ちょっとやりすぎ、砕けすぎだろう、って思ったのですが…… 〇をふたつ描いたらそれでもう目になってしまうから面白い。〇を描いて中に〇をふたつ、もう顔になる。 他人の話を聞いていて、この人本音を言わないよなあ~と思ったりする。さてでは自... 続きをみる

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  • スクラップ Ⅱ

     くず鉄の山  透明水彩+ アクリル     21.5x27.5 cm   社会を変えるという作業は、これまで世界のどこにも存在したことのないものを創造するアーティストの試みに似ている。いまある世界を生きながら、どこにもない世界を創造するということは、荒唐無稽で非現実的なことではなく、私たちの創造... 続きをみる

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  • テリハボク

     台風一過、排水口へ流された照葉木の実たち  色鉛筆+ 水彩  2012年作のリメイク  本当の自分を探すために、誰かを求める。自分をもっと相手にしてほしいから、友人を求める。漠然とした安心を求めて誰かに頼る。なぜそうなるのか。孤独だからだ。なぜ、孤独なのか。自分自身を愛することにうまくいってない... 続きをみる

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  • ことり

     瀕死の小鳥  水彩+ 色鉛筆  2014年作のリメイク 空は鳥を 近くで飛ばしたり 遠くで飛ばしたり けしつぶから消したり 空は鳥にそうしかしてやれなくて 我々は 「鳥が飛ぶ」 としかいいようがなくて 鳥よ 羽をまるごと外してみてくれないか お前が空を滑れるのは その我がもの顔加減は 羽があるか... 続きをみる

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  • スクラップ

     廃車の山(未完)  透明水彩+ 色鉛筆+ アクリル    21.5x30 cm  フロムのいう「マゾヒズム」とは、自己をなくし、他者に依存することによって安全、安心を得ようとする試み、まさに「自由からの逃走」である。  国家のために犠牲になることが国を愛することであり国民の義務だと信じている国民... 続きをみる

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