さば 雲

友がひとりまた一人消えて思い出だけ残る。過ぎてしまえばこの世は残り少なく、今頃ひとりじたばたしている 。

生 命

   コスモス(イメージ)

 水彩+ 色鉛筆  21.5ⅹ27.5 cm    


  宇宙ができたのは今から138億年前のことである。宇宙ができてから地球上に生命が登場するまでには100億年近くの時間がある。宇宙のどこかで生命が誕生し、地球に降り注ぎ、地球で進化したと考えたほうが、時間的にもつじつまが合うだろうという説も有力だ。
 なおかつ、人間が生きられる環境は限られているものの、原始的生物であれば地球上のありとあらゆるところで生きることが可能だ。であるなら、宇宙空間で生き延びることも可能だろう。
 そして、生命のもととなったものが宇宙空間に存在しているのなら、地球だけを狙って降り注いだとは考えにくい。ほかのありとあらゆる星にも生命のもとが降り注いだはずだ。ということは、ほかの星でも地球と同じように水のある環境があれば、そこで増殖し、進化した生命がいてもまたおかしくはない。  


◆「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」より