色鉛筆画のブログ記事
リサイクル
スクラップ Ⅳ「壊れた部品たち」 水彩+ 色鉛筆+ アクリル 21.5ⅹ 32 cm(未完) 私たちは命が尽きたら荼毘に付され、体を構成していた酸素や炭素、水素、窒素などは気体となって地球にばらまかれ、そのうち他の生物などに取りこまれながら、どこかでリサイクルされていく。 原子は核融合や核分... 続きをみる
奇 跡
コスモス Ⅱ(イメージ) 水彩+ 色鉛筆 21.5ⅹ 30 cm なぜ一日一回変わらずにも回り続けているのだろうか。それは、宇宙には摩擦がないからだ。(中略) 真空の宇宙では摩擦がないため、一度回転したものは永遠に回転し続ける。一度打ち上げて軌道に乗った人工衛星が燃料を追加しなくても地球... 続きをみる
生 命
コスモス(イメージ) 水彩+ 色鉛筆 21.5ⅹ27.5 cm 宇宙ができたのは今から138億年前のことである。宇宙ができてから地球上に生命が登場するまでには100億年近くの時間がある。宇宙のどこかで生命が誕生し、地球に降り注ぎ、地球で進化したと考えたほうが、時間的にもつじつまが合う... 続きをみる
ながい道
マンゴー(宮古の思い出) 色鉛筆 A4 2003年作(宣伝チラシ下書) 「建築成った伽藍内の堂守や貸椅子係の職に就こうと考える人間は、すでにその瞬間から敗北者であると。それに反して、何人にあれ、その胸中に建造すべき伽藍を抱いている者は、すでに勝利者なのである。勝利は愛情の結実だ。……知能は... 続きをみる
固定観念
蟹 Ⅲ(路上のカニ) 色鉛筆 21ⅹ 21.5 cm 2018年作(再掲載) 人生は固定観念を習う時間ではない。自分が生きていく時間であり、自分が生きていく場だ。頭と行動を既成のありふれた固定観念で染めてしまうと、自分はいなくなる。自分の中に古い他人がたくさん詰まっているだけだ。そんな人に個... 続きをみる
200ドルの命
蟹 Ⅱ 色鉛筆+ 20ⅹ 23 cm 2018年作 3歳の時、米軍嘉手納基地で働いていた父が、基地内で車に轢かれて亡くなりました。保証金はたったの200ドルでした。 「母は『父ちゃんの命はたった200ドルだったよ』とよく言っていました。いまでも米兵による事件はよく起きるのに、基地に逃げ込めば手を... 続きをみる
文字のない葉書
蟹 Ⅰ 色鉛筆+ 2012年作 終戦の年の四月、小学校一年生の末の妹が甲府に学童疎開することになった。すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた上の妹は疎開していたが、下の妹はあまりに幼く不憫だというので、両親が手放さなかったのである。ところが三月十日の東京大空襲で、家こそ焼け残ったものの... 続きをみる
ヒガンバナ Ⅲ
秋桜、彼岸花、蝶、 … 水彩+ 色鉛筆 21.5ⅹ 27.5 cm 転生をくりかえしてゆかねばならぬ魂はまだ迷える哀れな魂なのでありましょうけれど、輪廻転生の教えほど豊かな夢を織りこんだおとぎばなしはこの世にないと私には思われます。 昔の聖者達にいたしましても、近頃の心理学者達にいたしまして... 続きをみる
ヒガンバナ Ⅱ
彼岸花の群(イメージ) 水彩+ 色鉛筆 22 x 27.5 cm 朝がくると わたしとそよ風は手をたずさえて 光来たれり、と宣言する。 夕には鳥たちと私は光に別れを告げる。 わたしは野の上にゆれ動き その飾りとなる。 わたしの香りを大気にただよわせ、 夜のあまたの眼はわたしをじっと見守る。 わ... 続きをみる
ヒガンバナ
彼岸花の思い出(イメージ) 水彩+ 色鉛筆 24 x 19 cm 世の中を思へばなべて散る花の わが身をさてもいづちかもせん (世の中のことを思うとすべて散る花である。ほかならぬこのわが身もそうなのだが、それにしてもわが身はいったいどこへ行くのであろうか) 行方なく月に心の澄み澄みて 果ては... 続きをみる
テリハボク
台風一過、排水口へ流された照葉木の実たち 色鉛筆+ 水彩 2012年作のリメイク 本当の自分を探すために、誰かを求める。自分をもっと相手にしてほしいから、友人を求める。漠然とした安心を求めて誰かに頼る。なぜそうなるのか。孤独だからだ。なぜ、孤独なのか。自分自身を愛することにうまくいってない... 続きをみる
うじ虫
群れる 色鉛筆 + 水彩 リメイク作品 人が求めるものは人それぞれなはずなのに、いつのまにか自分の欲望が他者に支配されていく。我々とはいったい何なのでしょうか。消費社会がますます栄えるための使い捨てのコマなのでしょうか。 本当の自由とは「なきゃやっていけないもの」、すなわち必需品を増や... 続きをみる
犠 牲
アスファルト、蟹… 色鉛筆 210ⅹ215 ㎜ リメイク作品 私のスイス留学中の師だったマイヤー先生が、七十歳すぎてファゴットの練習をしておられるのを見て感心すると、「この年になっても何か進歩するということがあるのは、ありがたいことだ」と言われた。 年老いても何か進歩する、というのは... 続きをみる
枯草、轍、蛙、… 色鉛筆 + 水彩 205 x 230 ㎜ (リメイク作品) 天災や人災は、何の意味もなくただ起こるのだ。太陽が悪人をも照らすように、万有引力が善人をも落花させるように、どんなに「良い人」でも津波や地震で殺されるのであり、同じく車に轢かれるのであり、路上で刺されるのである。酒... 続きをみる
雨 後、続
水たまり、ミミズ、蝸牛… 色鉛筆 + 水彩 185x197 ㎜ (リメイク作品) すべてのものは、わたしたちにはコントロールできない力に支配されています。 それは、星にとっても虫にとっても同じことです。 人間も植物も宇宙の塵もすべて、 はるかかなたの演奏者の奏でる神秘的な調べに合わせ... 続きをみる
時 間
レモン と オレンジ 数日後 鉛筆 + 色鉛筆 リメイク作品 昔 の 人 この女というは母一人子一人の家なりしに、嫁と姑との仲悪しくなり、嫁はしばしば親里 へ行きて帰り来ざることあり。 その日は嫁は家にありて打ち臥しておりしに、昼のころになり突然と倅のいうには、ガガ はとても生かしては... 続きをみる
夏 空
荒れた公園(宮古島、松原風景) 色鉛筆 + 水彩 + アクリル A4 ( リメイク作品 ) 平凡なもの、普通のものなど何もありません。 どんな石だって、その上に浮かぶどんな雲だって。 どんな昼であっても、その後に来るどんな夜であっても。 そして、とりわけ、 この世界の中に存在するということ、... 続きをみる
雨 後
水たまり、反射、水滴、ハイビスカス… 鉛筆+色鉛筆+水彩+アクリル 180x200 ㎜ (リメイク作品) なくてはならないものは、けっして 所有することのできないものだけなのだと。 日々の悦びをつくるのは、所有ではない。 草。水。土。雨。日の光。猫。 石。蛙。ユリ。空の青さ。道の遠く。 何... 続きをみる
照葉木の実 鉛筆 + 色鉛筆 + 水彩 (リメイク作品) 何ひとつ永遠なんてなく、 いつかすべて塵にかえるのだから、 世界はうつくしいと 。 ■ 長田 弘(1939~2015)詩人 〇 テリハボク(照葉木) ※ウキペディアから引用 テリハボク科の常緑高木。 ... 続きをみる
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