さば 雲

友がひとりまた一人消えて思い出だけ残る。過ぎてしまえばこの世は残り少なく、今頃ひとりじたばたしている 。

反戦のブログ記事

反戦(ムラゴンブログ全体)
  • 咆 哮

    咆哮、 荒海によるイメージ(未完) パソコン+ マウス(デジタル修正版) 戦争で国が良くなることはない。 日本は、軍事力を用いない分野での貢献や援助を果たすべきです。 依然としてテロとの戦いと拳を振り上げ、 『経済力さえつけば』と札束が舞う世界は、砂漠以上に危険で面妖なもの。 信頼関係があること、... 続きをみる

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  • ゴミ掃除

    たしかにアホと戦うのは面倒だ。議論して勝ったところで連中は改心しないし、逆恨みされるだけ。時間の無駄だし、ストレスの原因にもなる。合理的に考える人間は戦わないと思う。 しかし、それでも戦っている人たちがいる。合理よりも大切なものがあると考えるからだろう。 (中略) 賢者ツアラトウストラは、バカに説... 続きをみる

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  • 被 爆

     W さん  水彩+ パソコン  1984年作のリメイク  原爆は今なお、被爆した人の体の中で爆発を続けている。というのは、今年もまた原爆症で亡くなった方がいるからで、半世紀以上たった今でも被爆の全体像が見えないのです。こうして、この兵器は未来を考える人間の力を封じてしまう。原爆とは、そんな、特別... 続きをみる

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  • 同語反復

     犠牲者  油絵+ パソコン   1982年作のリメイク …この「皆と違う表情」を獲得することにこそ、個人として生きる意味があるのではないでしょうか。と言うのも、われわれは言わば遺伝的に、この「皆と違う」状態に対して準備されているからです。 書き手であるか、読み手であるかにかかわらず、ともかく人間... 続きをみる

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  • トットちゃん

     萎れた花  鉛筆  1986年作  「楽しいこと、不思議なこと、ワクワクすること」にあふれていた小学校生活。でも3年生の頃には戦争で食べものがなくなり、愛犬は軍用犬にするため徴発されていきました。「寒いし、眠いし、おなかがすいた」が口癖だったと言います。「一日の食料は大豆15粒だけ。本当にそれし... 続きをみる

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  • 200ドルの命

    蟹 Ⅱ 色鉛筆+ 20ⅹ 23 cm 2018年作  3歳の時、米軍嘉手納基地で働いていた父が、基地内で車に轢かれて亡くなりました。保証金はたったの200ドルでした。 「母は『父ちゃんの命はたった200ドルだったよ』とよく言っていました。いまでも米兵による事件はよく起きるのに、基地に逃げ込めば手を... 続きをみる

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  • 文字のない葉書

     蟹 Ⅰ   色鉛筆+  2012年作  終戦の年の四月、小学校一年生の末の妹が甲府に学童疎開することになった。すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた上の妹は疎開していたが、下の妹はあまりに幼く不憫だというので、両親が手放さなかったのである。ところが三月十日の東京大空襲で、家こそ焼け残ったものの... 続きをみる

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  • 隠 蔽

    頭 部  油絵 6号 1981年作 「嫌な事件だったね。ぼくは夢中になって記事を書いていたが、しまいには、だんだん嫌になって来たよ」  田原典田は、酒を喉に流していった。 「これで税務署も、少しは反省するだろうか?」  時枝が言った。 「反省するもんか。一つの悪事が出れば、もっと巧妙に立ち回るだけ... 続きをみる

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