桜の花の散ります頃に
漂い流されて 水 彩 + ガッシュ 180 ⅹ 240 ㎜ きよ子は手も足もよじれてきて、手足が縄のようによじれて、わが身を縛っておりましたが、見るのも辛うして。 それがあなた、死にました年でしたが、桜の花の散ります頃に。私がちょっと留守をしとりましたら、縁から落ちて、地面に這うと... 続きをみる
習 作
旧 友 (イメージ) 水 彩 226 ⅹ 157 ㎜ ラオディキアにある教会の天使にこう書き送れ。『アーメンである方、忠実で真実な証人、神に造られたものの源である方が、こう言われる。「私はあなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく熱くもない。むしろ、冷たいか熱いかであってほしい。熱... 続きをみる
コスモス Ⅱ
はるか かなた(イメージ) 水彩 + ガッシュ 190 ⅹ 240 ㎜ 生きるとは管理することではない。 手に入れることでも、所有することでも、知識を得ることでもない。 存在することですらないのである。 生きるとは、果てしなく無限に生成を繰り返すことであり、 それ以外の何物でもない。 無... 続きをみる
無 題
鹿(ウエブで見た画像から) 水 彩 157ⅹ 246 mm 鹿は 森のはずれの 夕日の中に じっと立っていた 彼は知っていた 小さい額が狙われているのを けれども 彼に どうすることが出来ただろう 彼は すんなり立って 村の方を見ていた 生きる時間が黄金のように光る 彼の棲家である 大... 続きをみる