さば 雲

友がひとりまた一人消えて思い出だけ残る。過ぎてしまえばこの世は残り少なく、今頃ひとりじたばたしている 。

舞いあがれ

 秋 桜(イメージ)

 水彩+色鉛筆+ガッシュ  190ⅹ270 ㎜


自己の殻をやぶって世界へ開かれるとき、人はどうしても、「沈黙」を友とし「孤独」という道を通る。…… 内なる声は最初、静かな、細い声として経験される。……
しかし、「声」は探す人間の求めに応じて、次第にその姿をあらわす。


 ◆若松英輔「不滅の哲学 池田晶子」より


日常は平凡でつまらないものに見えますが、そう見えるだけです。…… 時間的なもの、日常的なものは、有限なものが無限なものにたえず出会う場所なのです。……
大切なのは、この永遠が、時間に戻るよう私たちに指示しているということです。
私たちが時間の中で創造したり、体験したり、苦悩したりしていることは、同時に永遠に向かって想像し、体験し、苦悩しているのです。


 ◆フランクル「それでも人生にイエスという」より