ドラゴン
ドラゴンフルーツ
水彩 + 色鉛筆 175ⅹ240 ㎜
生活しているだけでは足りぬと信ずる処に表現が現れる。表現とは認識なのであり自覚なのである。いかに生きているかを自覚しようとする意志的な意識的な作業であり自覚なのである、引いては、いかに生きるべきかの実験なのであります。こういうところで、生活と表現とは無関係ではないが、一応の断絶がある。悲しい生活の明瞭な自覚はもう悲しいものとは言えますまい。
人間は苦しい生活から、喜びの歌を創造し得るのである。
■小林秀雄「表現について」文春文庫より
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